動画でわかること
回転するスレッドミルが CNC のヘリカル経路をどのように移動するか、またタップ加工の代わりにスレッドミル加工を選べる理由を紹介します。
スレッドミル加工の仕組み
スレッドミル加工は、回転する工具がヘリカル状の工具経路をたどってねじを加工する CNC 加工法です。工具径は、仕上がるねじ径より小さくなっています。工具は自身の軸を中心に回転しながら、工作機械によって円運動し、同時にねじピッチ分だけ軸方向へ移動します。
これらの動きを組み合わせることで、制御されたミーリング加工によりねじ山形状を形成します。ねじ径は CNC の工具経路で決まるため、工具径補正を使って仕上がり寸法を調整できます。ピッチとねじ山形状が同じであれば、適切なスレッドミル1本で複数のねじ径を加工できる場合があります。
タップ加工と比べた主な利点
スレッドミル加工では一般に切削抵抗が小さく、工具が穴全体を塞がないため、切りくずを排出するための空間を広く確保できます。工具が折損しても径が小さいため、折れたタップよりも通常はワークから取り除きやすくなります。
工具形状と CNC プログラムによっては、1本の工具で異なるねじ径、右ねじ・左ねじ、内ねじ・外ねじを加工することもできます。この柔軟性により必要な工具数を減らせるほか、工具を交換せずにねじ寸法を補正できます。
より詳しい比較については、タップではなくスレッドミルを選ぶべき理由をご覧ください。
工具選定から CNC プログラムまで
スレッドミル加工を成功させるには、適切な工具、切削条件、工具経路の選定が重要です。加工前に、ねじ径、ピッチ、ねじ山形状、切削長、被削材、工作機械の能力を確認してください。
SmiCut の超硬ソリッドスレッドミルThreadBurrは、1工程でスレッドミル加工とバリ取りを行えます。SmiCut のスレッドミル加工用ソフトウェアSmiProgは、適切な工具の選定、切削条件の取得、CNC プログラムの作成を支援します。
